36週目で逆子が治った!効果があった4つの方法
妊娠34週目で逆子だと知る
私は妊娠9ヶ月目、妊娠34週で逆子であることを知らされました。
マレーシアから日本に帰国して初めての診察で産婦人科医師による衝撃の一言。
「帝王切開する日を決めましょう」
思いもよらない言葉を突然告げられて放心状態。
精神的に大きなダメージを受けました。
マレーシアでは妊娠30週目の定期検診の時に担当の医師にちゃんと聞いていました。
エコーで赤ちゃんを見たときに頭が下になっていなかったので、「これって逆子じゃないですか?」と質問しました。
ですが、担当医師から返ってきたのは「37週目までにはくるっと回るから大丈夫!赤ちゃんは元気だから心配しないで」という言葉。
マレーシアでは妊娠30週目の時点で逆子でも特に問題が無く、そんなに気にするような事ではないようです。
なので逆子体操を教えられる事はありませんでした。
「軽い運動をしてください」とだけ言われていました。
私は初めての出産だったのでその事に何の疑問もなく、そういうものなのかなと思っていました。
いざ日本に帰るとほぼ手遅れだと衝撃の事実を告げられます!!
日本では逆子は30週目までに直すのが一般的だとその時に初めて知らされました。
妊娠30週目までに逆子を直す理由
妊娠30週目までの赤ちゃんはまだ小さく、お腹の中でくるくる回転して逆子になったり元に戻ったりを繰り返しています。
また、赤ちゃんが小さいので子宮の中で動けるスペースも十分あり、この段階で逆子体操をすれば赤ちゃんがくるっと回って逆子が治る事がよくあるそうです。
赤ちゃんが大きくなり、子宮の中で自由に動けなくなってくる30週目くらいから逆子が治る確率は大きく低下します。
初めての出産だった私はそんな事は知らず、産婦人科の主治医が大丈夫だと言っているからそういうものだ。と疑問に思うことはありませんでした。
インターネットで調べると逆子体操は主治医の指導の元で行って下さいと書いてありました。
個人の判断で逆子体操をするのは良くない。と思ったのもあってマレーシアにいた33週目までは逆子体操を一切しませんでした。
突きつけられた現実
日本に帰ると突然帝王切開だと言われました。
私には「それはどういうことですか?」と質問する他なかったのです。
この時点で帝王切開の予定日は約1ヶ月後と決められてしまいました。
逆子を治すのに実践したこと
赤ちゃんが逆子であること、このままでは帝王切開になることを告げられた私ですが、どうしても諦めることが出来ませんでした。
そこで私が望みを捨てずに行ったことをご紹介いたします。
1.逆子体操
日本の産婦人科の助産師さんから教えられた逆子体操。
寝る前に逆子体操をすると効果が出やすいと聞いていたので毎日就寝前に10分間逆子体操をしました。
逆子体操を始めてから5日後、定期検診の時にエコーで確認してもらうと赤ちゃんはまったく動かず同じ場所にいました。
理由について、担当医師によると羊水の量が他の人より少なく、赤ちゃんの体重は34週目で2000gを超えていたので、赤ちゃんが大きくなることで子宮が狭く回転しにくいことが原因じゃないかと言われました。
赤ちゃんは元気でよく動いてましたが、子宮が狭くて回転できずにそのまま足と頭が逆さまの状態で固定されてしまったんじゃないかと言われました。
逆子体操をしてもそう簡単には治りませんでしたが諦めずその後も継続しました。
2.針とお灸
何か少しでも可能性がある事はないかと思い、効果があると調べたのが針とお灸。
逆子治療をしている鍼灸院に通うことにしました。
針とお灸を一週間で計6回、連続で通院
診察日エコーで確認しますがそれでも赤ちゃんの位置は全く変わらずでした。
それ以降は鍼灸院に行くのは辞めて家でお灸を続けることにしました。
3.骨盤矯正
妊娠後期になるとお腹が大きくなるため骨盤が歪んでいきます。
骨盤が歪むと更に赤ちゃんの動けるスペースが少なくなるため逆子が治りにくい状態になります。
すでに赤ちゃんが大きくなっていて可能性は少ないですが、36週目の時に骨盤矯正をしに行きました。
次の日に外回転術の予約を取っていました。
そして、もしかしたら逆子が治ってるのではないかと僅かな期待を寄せながらエコーで確認。
それでも赤ちゃんの位置が変わらず逆子のまま固定されたままでした。
骨盤矯正はこの時一回だけ受け継続はしませんでした。
4.外回転術
日本で逆子だと聞いてからすぐに逆子体操に加えて、 鍼とお灸、骨盤矯正とやって来ましたが、思ったように効果が発揮しませんでした。
同じく36週目に最後の望み、外回転術を受けることにしました。
たまたま産院でやっていたので担当の先生から予約を取ることができました 。
祈る様に病院にやってきた当日、
ここで、またもや思ってもみないことが起きます。
赤ちゃんをいつものようにエコーで確認。
やはり羊水が一般の人よりも少ないと伝えられる。
診察の結果、赤ちゃんの体重も2300gまで増えていて
「外回転術の成功率は極めて0%に近い状態」だと告げられます。
さらに外回転術することで赤ちゃんに負担がかかり、心音が低下するとその場で緊急帝王切開になることもあるそうです。又母体にも負担がかかり、外回転術をしている時は強い痛みも生じるというお話でした。
今まで何をしても効果が有りませんでしたが、最後の望みの外回転術ならもしかしたら逆子が治るかもと期待を持っていました。
診察後、私の場合はただリスクが伴うだけで難しいと言われ、ここで仕方なく外回転術を受けるのを諦めます。
そして 一週間後に迫った帝王切開を受け入れるほかありませんでした。
この時初めて、初産だから責めて「女として自然に産みたかった」と弱音を吐きます。
なぜなら、一人目が帝王切開だと二人目も出産の時に子宮が破裂する危険がある為、帝王切開になるとの事でした。
涙を流しながら話すママの声を赤ちゃんもお腹の中でボコボコ強く動いて、まるで話を聞いてるかのようでした。
逆子を治すのに効果があった4つの方法
そんな絶望的な状態だった私が、36週と5日目で逆子が治ってます。
ここで何をどのようにしたかお話させていただきます。
1.逆子体操とお灸をセットで行う
お灸をしている時はお腹の中の赤ちゃんが反応し、よく動きます。
その事を考えた私の旦那さんがこの様に提案してくれました。
寝る前にお灸をして赤ちゃんが動けるスペースを広げてから逆子体操をしたら赤ちゃんが回りやすくなるんじゃないかと。
その後、お灸をした後に10分間逆子体操をしました。
2.寝る向きを徹底して守る
産院で逆子の場合赤ちゃんの位置に従って、右向きで寝るか、左向きで寝るか伝えられます。
理由は寝ている間に赤ちゃんが回転しやすくする為です。
お腹もかなり大きくなって同じ方向で寝るのは手足がしびれ辛かったですが、寝る向きを徹底して守りました。
3.赤ちゃんに話しかける
これはかなり効果があったと思います。
以前に「このままだとお腹切られる」という話をしていた時、お腹の中の赤ちゃんが急にボコボコ動き出したことがありました。赤ちゃんはママの話を聞いて自分が切られると思ったのかもしれません。
又助産師さんから聞いたお話では、お腹の赤ちゃんに「この日に生まれてきて」と話しかけた子達でその通りの日にちに生まれてきた子が何人もいた。「赤ちゃんは ちゃんとママの話を聞いてるのよ」と聞かされたことがあります。
そのようなお話もあって、赤ちゃんには毎日「頭下だよ」と常に話しかけるようにしました。
赤ちゃんもその声に 答えるかのように 一生懸命ボコボコ動いていました。
4.ウォーキングをする
お腹が大きくなるに連れて歩くのが辛くなってきます。
運動不足もあってかこの頃では15分も歩けば息切れしていたのを覚えてます。
それでも雨の日以外は一日30分でも歩きに行くように心懸けました。
36週と5日目で逆子が治る
外回転術が無理だと言われてから4日後の妊婦検診の時、エコーで赤ちゃんを確認。
その時信じられない奇跡が起こっていました。
なんと! 逆子が治っていました!!
36週と5日目の出来事でした。
実際に担当の医師からも36週で逆子が治るのはすごく稀なことだと言われました。
更に私の場合は一般の人より羊水の量が少なかったため 逆子が治る可能性は極めて低かったのです。
ですがあきらめないで実践したことで逆子が治り自然分娩で出産することができました。
この記事を読んでいる方で、現在逆子で悩んでおられる方がいらっしゃいましたら、どうか諦めないでください。
出来る限りの事は実践し、そして赤ちゃんに話しかけてください。
無理だと言われた私が逆子が治りましたので、どんな状態でも逆子が治る可能性があるのです。
現在逆子で悩んでおられる方がこの経験談を読んで元気付けられたと思っていただけたら嬉しいです。
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